論理的アプローチ

フットボールマネジメントシンクロの仲井です。

現在、弊社契約選手2名がイタリア入りしており既にチームキャンプに合流している前山選手のトレーニングを島選手と視察しに行きました。

この視察には既に昨シーズンイタリアでプレーをしている島選手にイタリア1年目の選手のパフォーマンスを実際に見てもらう事で自身を客観的に見てもらおうという狙いがあります。

イタリアサッカーにおいて

「今のポジショニングではボールは引き出せない」

「戦術的にそこにボールをつけるべきではない」

等、

イタリアサッカーを第三者的視点から客観的に見せる事で選手に気付きを与える事が出来ればと考えています。

全ての留学生に当てはまる事が1つだけあります。

それは、

イタリアサッカーを理解出来ていない。ということです。

細かく説明をします。

そもそもイタリアサッカーを理解出来ていない=選手のレベルが低いということではなくごく当たり前のことで日本でサッカーを知り、触れ、学び、何十年もその国でサッカーをやってきた選手がいきなり異国のサッカーを理解出来るほど単純なものではなく、その中でも独特なサッカー感を持つイタリアではその難易度は格段に上がります。

私も異なるサッカー、環境下でかなりの苦労を強いられました。

そんな日本とは異なるサッカー感を持つ人種の中で

「何故このポジショニングではボールが受けれないのか・出てこないのか?」

「何故この守備配置なのか?」

「何故この戦術なのか?」

「何故日本で評価されていた事がイタリアでは評価に値しないのか?」

等、

こういった事を断面的ではなく具体的にイメージしやすい環境下で選手に伝えることによって選手がより早くイタリアサッカーに順応することが出来るのではないかと考えております。

これは何十年もイタリアサッカーを見続け、実際の現場で丸10年イタリアサッカーに関わり続けているからこそ出来る弊社のサポート体制なのです。

またネット上では書かれていないイタリアサッカー専門用語、翻訳サイトでは翻訳しきれないサッカー用語シートを弊社契約選手だけに配布しております。

選手の求めていることはもちろん、学びや気付きを提供することもマネジメント業の必要な仕事ではないかと私は思います。

仲井