「そこ」じゃない
フットボールマネジメントシンクロの仲井です。
留学選手に必ずと言ってもいいほど当てはまるポイントが
「そこ」じゃない
です。
育成年代から全カテゴリーを日本で過ごした選手たちは私を含め、
曲芸サッカーの天才としてのベースが出来上がってしまいます。
その為、例えばイタリアサッカーに飛び込んでくる選手たちは必ずと言っていいほど
個人・組織共に戦術的観点から指摘を受けます。
留学選手が評価を受けると思い込んでいるポイントが全く違うのです。
これは言葉が話せる話せないという枠以前の問題で、
これによって「上手い」けど「使う」ことは難しいという評価を受けてしまいます。
イタリアサッカー、イタリア人監督ほど戦術に特化させたサッカーはなかなかないでしょう。
大きくポジショニングとボールを入れていくエリアが日本とは異なり過ぎる為、
この国のサッカーに飛び込むと多くの課題・難題に突き当たります。
これは留学生選手がプレーをするセリエD・エッチェレンツァ・プロモツィオーネに限った話ではなく、
セリエAを始めとした全カテゴリーに当てはまります。
残念ながらこれはアドバイスだけではどうにもならない問題でアドバイスと共に選手自らが経験し腑に落としていくことでしか改善されないのです。
少なくとも弊社契約選手でチームとの契約を勝ち取った選手は何か突出した能力を持っている、あるいはこれらの処理・改善能力が早いことが挙げられます。
そしてベースに「熱い思い」があることは絶対条件と言えるでしょう。
仲井