ナポリ対ラツィオ

フットボールマネジメントシンクロの仲井です。

先週2日に行われたセリエA第3節、ナポリ対ラツィオのゲームがナポリの本拠地スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われました。

私も試合観戦をしに行って参りました。

スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ
前回CLで訪れた際のセクターとほぼ同じシート

クルヴァ・スドゥ
クルヴァ・ノルド(ナポリのウルトラスはイタリアのチームの中で最も縄張り意識が強く、勢力が完全に別れている為、同じチームのサポーターとは思えないほど北と南ゴール裏で異なる。)

試合は開始から中盤を完全に支配したナポリペース。

クヴァラツケリアとポリターノの両ウイングがライン間に顔を出してボールを引き出せ、流動的にポジションを変えていくアンギサ、ロボツカ、ゼレンスキー、そこにランニングのクオリティの高さで攻撃参加するディロレンツォといったように王者としてのクオリティの高さがかなり光っていたナポリ。

対するラツィオは両サイドウイングが基本的に張るスタイル。

開幕から選手間の距離がかなり遠く試合の中でテンポアップが見られなかったラツィオはこの試合でも同じようなスタートとなった。前半中盤あたりから右サイドのフェリペ・アンデルソンがポジションを変えながら同サイド中盤の鎌田とズレを作り始めたため右サイドの活性化が図られた。実際、得点シーンも右サイドからの崩しであった。それに反し、左サイドのザッカーニは張りっぱなしでなかなかボールを引き出せず活性化しない時間帯が続いた。

一方で後半は完全ラツィオぺースとなった。

理由は2つ。

1つはナポリ主力選手のコンディションが上がりきっておらずラツィオがトーンアップしたということ。

もう1つはナポリがラインをかなり高めに設定してきたことでラツィオの選手間がかなりコンパクトになりポゼッションをはじめ、ショートカウンター時も厚みがでたということ。

2ゴールがVAR判定により取り消されたが鎌田のセリエA初ゴールを守りきりラツィオが開幕から初白星を上げることができた。

昨シーズンのリーグ1位対2位のゲームということもあり非常にレベルの高いゲームを見ることができた。

仲井