変化
フットボールマネジメントシンクロの仲井です。
先日、今シーズンもアトレティコヴェスコヴィオでプレーすることが正式に決まった島選手のトレーニングマッチを前山選手を連れて視察しに行きました。
対戦相手は昨シーズンセリエDからエッチェレンツァ(5部)に降格したモンテスパッカートです。
モンテスパッカートは数あるローマ郊内のチームでも指折りの富豪チームです。
試合は負けてしまいましたがアトレティコとしてはチームでのやりたいことがはっきりしており、その中心には島選手が必要不可欠だということもはっきり理解出来ました。
監督とのミーティングでも島選手は確実に必要となる選手だからどうしても残ってほしいとあった理由もこの試合を見て納得できました。
そして何より島選手の変化が見てとれたことが大きな収穫でした。
昨シーズンはプレーしたいポジションでの出場が出来ず、フラストレーションの溜まるシーズンだったこと、イタリアサッカーに十分に馴染みきれなかったこともありどういったプレーをしてくれるのか注目していました。
私が見たなかで何が一番素晴らしかったのか。
それは「オフザボールの動き」です。
イタリアへのサッカー留学で選手が苦戦するポイントの1つで中でもオフザボールの動きは非常に難しいものです。
理由は至ってシンプルで日本でプレーしていた位置、タイミング、スペースにボールが出てこないからです。
これを彼は改善・克服していました。
島選手は「去年のことがあったのでイタリアリーグを見るようにしています」とありました。
それは手に取るようにわかりました。
選手の成長は自分のことのように嬉しいです。
これがこの仕事のやりがいの1つなのかもしれません。
仲井